ハライチ岩井の魅力について
Aマッソという芸人の片割れの加納さんのエッセイ連載が始まったので、「私の大好きなハライチの岩井も文章書いてくれないかな~」なんて思っていたらその矢先にTVbros.という雑誌で連載が始まったという。
テレパシーが通じた・・・!!なんて勝手に思い込み、今度本屋に行って買わなければと思っていた。
そしてコンビニに行ったら雑誌コーナーに並んでいるのを見つけたので立ち読みしてみたところ、これは家に持ち帰ってもっとじっくり読むべきだ・・・!と思ったので本来の目的であるコンビニスイーツと甘くないカフェオレと一緒に購入を決めた。
コラムの内容に入る前に、私の岩井愛について少し話しておきたいと思う。
私は芸人の中でハライチの岩井が1番好きで、何をもって一番と言っているかというと、トークと人間性である。
私は芸人の中で岩井が一番話が面白いと思っている。テレビ(おもにゴットタン)での「毒舌」「腐りキャラ」な岩井も好きだが、一番面白い岩井は『ハライチのターン』というハライチがやっているラジオのフリートークなんじゃ…!!と、Twitterで「岩井のマジ歌やばいwww」というツイートや動画、「岩井のイクメンに対する考えが正論すぎる!」みたいなツイートが拡散されているのを見る度に思っている。
いや、でもゴットタンの岩井は本当に面白いよね、特にマジ歌選手権から岩井を知った人は多いと思う。横アリのマジ歌ライブもハライチ相当よかったらしいですね。行きたかったよーー
話は少し脱線しましたが、なぜ岩井のトークが面白いのかと思い、分析をしていた矢先に岩井のコラムを読んですごく腑に落ちた。
分析した結果、岩井のフリートークは「現実と非現実を行ったり来たりするような喋り」が多いな、と思った。ラジオのフリートークでは妄想に近い想像力を発揮して話している。
ここからはコラムに書いてあった話をしていくと、岩井の普段考えていることが書いてあってとても面白かった。
アニメをどれだけ観ていようが視聴者なんて全員にわか”
そう呼ばれないのはその作品に携わっている人だけのはずで、‟にわか”という言葉がどれだけ色んなものの間口を狭めているか
という考えに私はとても賛同した。
そして岩井は芸能界の中でも生粋のアニメ好きというのは知っている人も多いのではないかと思うが、コラムによると岩井は最近「2次元と3次元の境目が曖昧になってきている」のだという。
1クール40本あるアニメのうちの25本くらいを最終話まで観る生活をしているうちに、アニメに出てくるキャラクターたちは‟生きているもの”だと思うようになり、そのキャラクターの生活を想像するようになった
らしい。
なかなかの妄想力・・・って感じなのですが、確かにその妄想力?想像力を持っていればあのフリートークになるよね、納得。
まず大前提として岩井は喋りが上手くてどのフリートークでもしっかり起承転結があり、最近起きたことをそのまま話すときも面白いのですが、岩井のフリートークは結構な割合でファンタジー要素が入ってくる。
私の好きな岩井のフリートークに『裏の世界』という話があるのでそれを例に出してみたい。(ユーチューブに上がっている岩井のフリートーク集上でのタイトル)
ある日岩井はいつものように家の近くの「ピーコック」というスーパー行こうと思い外に出たが、いつも行く道とは違う細い路地を通って行ったら‟裏の世界”に来てしまう。
「あれっ…また“裏”に来ちまったか…」と思ったのもつかの間、「裏のピーコック」で普通に買い物をして塩水を飲んで表の世界に戻ってきた、というなんともファンタジーな話である。
まず表とか裏とかいう概念がおかしいのですが、裏の世界はどんよりとした空気らしい。『Stranger Things』という海外ドラマも観ている人は想像しやすいしテンションが上がるのではないでしょうか、私は上がりました。
嘘か本当かは置いといて、いつものスーパーに買いものに行ったという日常をこんなに面白くできる岩井は本当にすごいと思う。
そして岩井の話を面白く聞くために必要なのが相方の澤部だ。やっぱりいい話し手にはいい聞き手がいるものである。
嘘だね!とツッコミを入れながらも「それでそれで?」という風に岩井を楽しく乗せていっている。ナチュラルに。それで岩井も楽しくなって話が膨らんでいくんだなあと思う。
という感じで、伝わりましたよね??岩井のよさ。『ハライチ岩井 フリートーク集』という岩井帝国入門にぴったりの音源があるんで是非聞いてください。気づいたら岩井節にハマっているはずです。そしてその次はハライチのターンを!!
ハライチのターン、限られた都道府県でしかやってないので私はいつもユーチューブで聞いています。みんな!聞いていこう!!